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福岡市博多区【中編】拝観料無料~50円!?②もはや(いい意味で)大都会福岡とは言わせない承天寺SP

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STONE GARDEN/撮影・ハナマル

こんにちは!ハナマルです。 

前回の記事では博多祇園とはなんぞや!?というところから、拝観料無料のスポットを巡り、最後に290円で食べられる激ウマラーメンを紹介しました。

(記事はこちら↓↓) 

www.hana-ei.info

 

いや~今回巡っていましたがほんとうにいい場所です、博多区

今回は前回の続きから紹介してまいります。博多祇園山笠にゆかりがある場所より、今回の特集は承天寺よりお届けいたします。都会の喧騒に飽きたなら、こちらをお勧めしたく思います。

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【目次】

 

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聖一国師さま万歳/撮影・ハナマル

承天寺(拝観無料・駐車場近隣¥300/h)

前回ご紹介した【博多千年門】の通りにある、聖一国師が開山したお寺です。福岡市指定有形文化財になっています。こちらのお寺は境内に車道が走っており、非常に面白いつくりになっています。その理由や、承天寺についてのあれこれを、無料ガイドさんが長い時間をかけてお話してくださいました。この日は観光のお客さんが少なかったため、「暇だったんですよ~」とガイドさん。こちらとしても、こんなに詳しくお話が聞けるなんてありがたい限りです。

 

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承天寺 正門/撮影・ハナマル

◆正門・門の周辺

承天寺は敷地が二つに分断されており、入り口が二つあります。一つは「承天寺通り」に面しており、中に入ると庭園を見学することができます。そして、外の車道側から入ることができるこちらが正門。こちらの横に聖一国師のお話が記載してある案内板があります。そこには、承天寺の紹介と聖一国師の紹介が書いてありました。

 

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ガイドさんの手が/撮影・ハナマル

非常に見にくいですが、聖一国師がこのお寺に招聘されたこと、そして日本でも非常に格式の高い寺院であることが記載してありました。また、このお寺の位の高さがお寺の外壁からわかるらしいのです。

 

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五本線/撮影・ハナマル

◆外壁の五本線

外壁を見ると、黄土色の土壁に5本の白い線が彫ってあります。これは日本でも最高の位のお寺であることを表しています。1本~5本と、線の数が増えるほど格式が上がっていくそうです。しかし、先にも説明した通りこのお寺の境内は二つに分断されています。それはどうしてでしょうか。後ほど説明します。

 

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山笠発祥之地/撮影・ハナマル

◆内部

中に入ると、苔むす地面に松の木がたくさん植えられています。まさに臨済宗、禅寺。詫び寂びの世界の体現です。お寺の内部で、きちんと禅の世界観を表現してあることがわかる造りでした。

 

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石畳があり、たどっていくと境内にたどり着きます。

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境内/撮影・ハナマル

◆境内(仏殿)

正門から見た図。門から見て、仏殿がやや右にずれているのは、戦後行われた区画整備によるものだそう。仏殿の中には、仏像が三体ありました。木造のお釈迦様と、両脇の菩薩像が鎮座しています。ほんとうに無料で見てもいいのだろうか!?と思えるほど立派です。また、仏殿内部は禅寺らしく宋から伝わったとされるタイル敷きになっています。

 

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元寇・勝利の痕跡/撮影・ハナマル

◆境内にある「碇石」

こちらは仏殿横にある「碇石」(いかりいし)。元寇の際、元軍が博多湾から逃げ帰る際に非常に重いこの碇石を大量に湾に捨てて帰ったそうで、現在博多には史跡として各所に展示されています。こちらは1m50cmほどの大きさでしたが、大きなものでは2mを超すものもあります。元寇の史跡巡りもまた楽しそうです。

 

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欄干/撮影・ハナマル

承天寺通り

さて、裏門から出ますとそこには「承天寺通り」があります。承天寺は、この通りを隔てて二か所に分断されています。こちらは博多駅整備事業に伴う区画整備の際に、海側に早く出ることができる道として新しく整備されたそうです。当時は二車線だったそうですが、交通量の多さと交通状況が悪かったこともあり現在は一車線に、そしてスピードが出せないように車道を意図的に曲げてあります。

 

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故意に見通しを悪くしています/撮影・ハナマル

こちらの車道は川を模していており、車道には波の形を模して石畳が敷き詰めてあります。この通りに欄干があるのは、川に架かる橋を再現しています。博多の喧騒に突如現れる、別世界のような通りです。承天寺が禅寺だから、なんだかその別世界観も納得というもの。なかなか粋な通りなので、承天寺に行ったときはぜひ眺めてみてもらいたいです。

 

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歩行者用道路は広い承天寺通り・出口側/撮影・ハナマル

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もう少し紅葉してたらベストでした/撮影・ハナマル

◆内部⑵

そしてもう一つの門から入ると、ふたつに分断された承天寺のもう一片の部分を見ることができます。「観光客のみなさんはこちらが正門と間違えて入られるんですよ~」とビートルズ好きのガイドさんがおっしゃってました。本殿がある方も見ごたえ十分だったが、個人的には庭園のあるこちら側の方が好きでした。

 

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饂飩・蕎麦を伝えた聖一国師/撮影・ハナマル

聖一国師にまつわる石碑

もう一つの門をくぐると、左側にすぐに三体の石碑があります。聖一国師と≪満田彌三右衛門≫にまつわる石碑です。ガイドさんによると、1241年、聖一国師は宋で修行の旅を終えたのちに博多の地に降り立ち、宋からうどん・そばの製法を持ち帰り、この地に広めました。この時、饅頭の製法も持ちかえったとのことです。現在の紅白饅頭からあんこを抜いたようなお饅頭です。そのため、ここ博多は【うどん・そば発祥の地】とされています。

 

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聖一国師と一緒に並べられる≪満田彌三右衛門≫

こちらの石碑と並んで、満田彌三右衛門という名前の彫られた石碑も並んで立っています。この満田彌三右衛門さん、聖一国師とともに宋に渡り、「博多献上織」のつくり方をこの地に広めた人物です。いろいろ宋から持って帰ってきてくれたんだなぁ。感謝感謝です。

 

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ガイドさんがちらり/撮影・ハナマル

そしてさらに奥まで進んでいくと、角を曲がった先に庭園の入り口があります。普段はその門の外からしか眺められない石庭ですが、ガイドさんが一緒だったため特別に門を開けていただきました。

 

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洗涛庭/撮影・ハナマル

◆洗涛庭(せんとうてい)

ここを見た瞬間に、京都超えた!と管理人は思いました。だってここ、拝観無料なんですよ!

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ハラショー/撮影・ハナマル

この庭を簡単に説明しますと、向かって左側の苔庭の部分が中国大陸(現ユーラシア大陸)を表しています。波の文様のある石庭部分が日本海、そして苔むす石が壱岐対馬をそれぞれ表しています。そして右側の建物が日本列島。全く、粋。息をのむ美しさです。

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建物の向こうには見事な紅葉が/撮影・ハナマル

よく遠くを見てみると、建物の戸の隙間から紅葉が見えています。この紅葉は、「博多献上織」のイベントが毎年11月頭に行われているのですが、毎年その期間のみ一般公開されます。大人気のイベントだそうで、毎年観光客が殺到するとか。ちなみに今年はイベントは中止されています。

 

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ビートルズ好きのガイドさん、ありがとう!/撮影・ハナマル

今回たくさんガイドしてくださった福岡市のガイドさんはビートルズが大好きだそうで、ご自身で承天寺通りでこのようなお写真を撮っていらっしゃいました。4人で承天寺を訪れた際には、ぜひともチャレンジしてみたい構図です。

 

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承天寺の紹介はここまで!

非常に見ごたえのある拝観料無料寺、承天寺でした!